眼瞼下垂の治療


眼瞼下垂ってなに?

まんがやアニメなどで子供や若者と、お年寄りのキャラクターを描き分ける際には、等身を変化させたり姿勢や服装を変化させる以外にも、顔全体に対する目の位置や大きさで特徴づけるというテクニックがあります。顔の少し高い位置に、小さく糸のような目をちょんと描くことで、やさしそうなおじいさん・おばあさんのキャラクターになります。昔からお年寄りの特徴として受け止められてきた表情ですが、中には眼瞼下垂という、れっきとした症状である場合が多かったのではないでしょうか。

眼瞼下垂というのは、文字通りまぶた(眼瞼)が垂れ下がったままになってしまう症状です。主に瞼を引き上げる筋肉が衰えてしまっている場合や、瞼を引き上げる筋が伸びきってしまっていて、瞼を開けようとしても完全に開かないという状態を指します。特に痛みなどの自覚症状を持たないため、放置されているケースが多く、これまでは単なる老化現象とみなされてきました。

しかし眼瞼下垂には高齢者以外にも、たとえば高校生ほどの年齢であっても発症するケースがあり、放置すれば視力の低下など、健康に悪影響を及ぼす恐れもあり、近年は積極的に治療するようになってきています。軽度であれば顔面の表情筋を鍛えるトレーニングで改善する場合もありますが、長く症状が続くようですと、距離感がつかめなくなるため、転倒や転落などの事故にもつながりかねません。

眼瞼下垂は徹夜などによる筋肉疲労によって一時的に表れる場合もあります。これは休息を取ることでただちに回復しますが、問題は先にも述べた慢性的な症状の場合です。特に高齢者の場合、転倒などの事故はそのまま寝たきりとなる恐れもあるわけで、まさに命にかかわってきます。症状が両目に及ぶようになりますと、これは機能的な盲目症状となるわけで、ただちに何らかの処置が必要でしょう。

眼瞼下垂は見た目の症状が同じに見えても、その原因が何かによって対処法も変わってきます。適切な治療が可能なのは当然、きちんとした知識と技術をもった専門医だけです。充分な経験を積んだ優秀なドクターの治療を受けることが大切になってきます。特に美容外科の場合は、眼科の専門知識を併せ持ったドクターであれば大いに安心です。